パッと見はお嬢さんっぽいというか、女の子らしい印象なんですけど、芯は強いタイプなんですね。
子供の頃から、ずーっと男の子になりたかったんです。保育園の時から、性転換手術しに海外に行こうって思ってたくらい(笑)。だから、自分の胸が大きくなって来たのはショックだったし、生理が来たのもすごくイヤだったんです。
なぜ、男になりたかったんですか?
男の子の方が強そうじゃないですか。運動とかも段々男にかなわなくなるし。「セーラームーン」とかでも、負けそうになるとタキシード仮面が出てくるし、女は男に助けられるんだなぁって思ったら、私は男になりたいなって。
本当に負けず嫌いなんですね。
パンツも男みたいなトランクス履きたいって思ってましたね。実は今も寝る時は、男物のボクサーパンツ穿いたりしてるんですよ。締め付けなくてスルって穿けるのが気持ちいいんです。そういえば小さい頃は、小学3年生くらいまでノーパンじゃないと眠れなかったんですよ。
そんな二階堂さんの男性の好みのタイプは?
年上がいいですね。年下は絶対に恋愛対象にはならないです。あとは優しい人がいいです。私にだけ優しい人(笑)。でも、私が間違ってることをしてる時はちゃんと怒ってくれる人がいいです。なんでも「頑張れ」っていうんじゃなくて、「それは違うんじゃない」って、冷静な目で見てくれるような人。
つまり頼れる人という感じですかね。
そうですね。私、好きな人には甘えたいんです。すっごく甘えん坊になりますよ。
どう甘えるんですか?
だっこしてもらいます(笑)。あと、膝の上に常に乗ってますね。
それは確かに甘えん坊だ(笑)。
尊敬できる人じゃないと甘えられないですよね。この人には勝てないってところがないとダメです。
ルックス的には?
不細工な方が好きです(笑)。かっこいい人は、かっこいいって思いますよ。でも、私はちょっと違うなーって。少し崩れてるのがいいんです。筋肉質なのって好きなんですけど、それでいてお腹だけはポテっとなってるとか。お腹が出てるのは好きです。お父さんが太ってるから、やっぱり太ってるのが好きなのかも。
彼氏が出来ると、一途になるタイプですか?
そうですね。彼氏が好きな時には他の男性には全く興味なくなりますね。でも、なんだか彼氏が自分と合ってないなって思った時に、「好き」って言われると、ふわってなっちゃう。
じゃあ、タイミングが勝負ですね。
ガンガン来られると、私も好きなのかなって勘違いしちゃうんですよね。撮影で恋愛物とかやると相手の男優さんを好きになっちゃうんですよ。ちょっと経つと、あ、違うんだって気づくんだけど、その時は、なんか恋しちゃうんです。
リアルな演技になっていいじゃないですか(笑)。ところで、二階堂あいという名前の由来は?
なんかお嬢様っぽい名前にしようってことで、神宮寺とか伊集院とか言ってて。名前の方は、その時、マネージャーさんが「海猿」にハマってて、加藤あいが可愛いってことから。
え、加藤あいから取ったんですか。
なんかしゃべり方がちょっと似てるって言われたんですよ。名前って、そんな軽い感じで決めちゃったんです。